このペンを最初に見た時の印象は
「また、焼き直しか・・・」
蛇クリップ、蛇刻印ニブといえば、作家シリーズの名作、アガサ・クリスティーが真っ先に浮かび、このいまだ衰えぬ人気にあやかろうとしたのだろうということが容易にアタマに浮かびます。
(ちなみに蛇クリップは、アガサ・クリスティー以前からあるそうで、アガサ・クリスティーはこれをモチーフにしたようです。)
ところが、実際に現物を見て、さわってみると、
もちろん、上記のようにアガサ・クリスティーにあやかっているのは、まぎれもない事実ではありますが、
柔らかなニブ、細身の軸、という専用設計と思われる部分が随所にあり、美しいデザインと共に、オススメできる1本でした。
軸も145とかの流用ではないので、吸入機構も細い同軸に合わせて新規にピストン機構を開発したのであれば、これはスゴイ!!!
が・・・
さすがにここは、新開発ではなく、中にコンバーターが入っているであろうことがペンを振ったら容易に推測されました。
まぁ、そこは目をつぶっても、有り余る魅力があるのが、このペンでしょう。
ブラックボディに赤い天冠とアイボリー色のモンブランアイコン
そして、とぐろを巻く蛇のクリップ
この色使いは絶妙
魔法使いのステッキのようなこのペンを振りかざして文字を綴れば、書いたことが現実になりそうです。
コメントを残す