1955-1965年の#120の復刻版が、このM120 グリーンブラック
オリジナルの#120との大きな違いは、少し大きくなっていることとニブの意匠
M120のニブに刻印された模様は、
1889年にペリカンの価格表に描かれた柄だそうです。
この辺りの年代を象徴する唐草紋
オリジナル#120の単にpelikan ロゴとニブサイズのみよりも、高級感を演出することに一役かっています。
が・・・・
1955年モデルの復刻版に1889年の価格表の柄
採用された意味は、まったくもって不明です。
その他の意匠は、オリジナルの#120と比較して、若干のディテールの違いはありますが、忠実に再現されています。
当たり前ですが、機構部分は現行品が使用されていますので、信頼性に心配はありません。
最新の「なんとやら」は、最良の「なんとやら」です。
萌葱色に近いグリーンと黒の組み合わせもノスタルジーを感じさせます。
ちなみに、柿色を入れて「歌舞伎」なんてのはいかがでしょうか?
大切なのは、胴軸と尻軸の間の段差
セオリーとしてはこの段差は無いほうが美しいはずですが、なぜかこれはオリジナルの#120にもある段差があるほうが素敵です。
やっつけ仕事なんだけど、安いんだからこれでいいじゃん的な割り切りの美(ホントか?)
惜しいのは、#120という廉価版の復刻版という位置づけながら、高い値段がついていること。
25300円という定価は、なかなか受け入れにくい。
出来が良いのに、発表から4年を経てもなかなか売り切れないのは、ひとえにこの値段のためでしょう。
というわけで、できるかぎりのプライスでお出しします。
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