ペリカン スーベレーン M*** シリーズ PART 2です。
PART 1では、主にサイズの違いについてお話しました。
次に、重さについてお話します。
万年筆のパーツのほとんどは樹脂ですから、スーベレーンシリーズの大きさの違いのみで、大きく重さが変わるものではありません。
しかしながら、M800系、M1000系は大きさ以上に、M400系、M600系と重さの違いがあります。
この違いはどこから生まれるかというと、尻軸のピストンを上下させる機構部分の違いです。
M400系、M600系(M300系、M200系)は、樹脂製ですが、
M800系とM1000系は、金属(たぶん真鍮)が使われています。
M800系
M400系、M600系のスケルトンモデルは無いので、M205 デモンストレーターの写真ですが、M400系、M600系と同じです。
これによって、M800系、M1000系は、M400系、M600系とサイズ以上に重量及び、重量バランスが異なっています。
特にM800系は、サイズ感も含めて、エキスパートに愛される所以です。
もちろん、エキスパートでなくても、万年筆を使い始めたばかりの方でも、十分に良さが理解できるでしょう。
ニブは、M800系の18kよりも、M400系、M600系の14kニブのほうが固めです。
まとめると、スーベレーン系はどれをとっても満足できるもので、それぞれの良さがあります。
主な違いは、見てのとおりのサイズですので、まずはサイズ感でご自身に合うものを最初の1本として選べば良いと思います。
その後は、サイズ違い、意匠違いでコンプリートして、それぞれの違いを試していけばより良いペリカンライフが送れるでしょう。
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